2009年06月25日

虚無なおうた

くさのな     作 金子みすず

ひとの しってる はなのなは、
わたしは ちっとも しらないの。
 
ひとの しらない くさのなを、
わたしは いくつも しってるの。

それは わたしが つけたのよ、
すきな くさには すきな なを。

ひとの しってる くさのなも、
どうせ だれかが つけたのよ。

ほんとの なまえを しってるのは、
そらの おひさまばかりなの。

だから わたしは よんでるの、
わたしばかりで よんでるの。











名前なんて、無価値だ。
ただそこにある
お日さまと約束した「1」の魂を楽しもう。

約束なんて
私の知る所じゃないから
結局の所
この「1」の魂は
あるけど
ないようなもの。
でも、目に見えてしまうから
愛したり、愛しく思ってしまったりする。

見えないものに重きを置いたり
見えるものを欲したり
行ったり来たりするだけの事。
だけど
おもしろかったり
愛しかったり
腹を立てたりする。

どうぐは生み出すもの。
それはなくても良いんだけれど
あると便利、ほんとかな?
ほんとだよ、ほんとだよ。
こうしてこうしてこうやるの。
あれれ、不思議!
意味のないモノが組み合わさってくっついてひっつけて
足して引いて駆けて割って
「使いモノ」に変化する。

歴史は必要ない!
そう思ってた。
有るのは未来だけだもの。
だけどそうじゃない。
過去も未来も幻想も
必要にして紡いでく。
必要にして生きていく。
タグ:金子みすず
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2009年03月11日

キャットストリート読んだ

かわいい名前と裏腹の内容。
アイデンティティーのおはなしです。
これを読んで、すご〜く勉強になりました。

一人で孤独でうずくまってる中高生に読んで欲しい。
多数派の中で、なんの悩みもない中高生に読んで欲しい。
中高生の子を持つ保護者に読んで欲しい。
ニートや引きこもりの人にも読んで欲しい。

自分のことなのに
人のせいにして
言い訳ばかりしていませんか?
そんな人達には是非読んで欲しい。

友達や恋人、旦那さんや奥さん、
自分の周囲にいる「大事にしたい」と思う人がいますか?
居ないのなら
この本を読んでから、今できることを探す旅に出ましょう。

まずは自分がどうしたいのか?
そのヒントがこの本にはあります。

自分を大事にすると言うことの意味。
とっても大事なメッセージが詰まった作品です。
posted by るぱんだこぱんだ at 09:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

「世界がもし100人の村だったら」読んだ・・・

この街に雪が降った日に
髪を切りに行った
根雪にはまだ遠い
幕開けの冬
そんな薄暗い日に
わたし
髪を切りに行ったの

お客さんが沢山いたから
本棚にあった
小さな本を手に取って
読んだ・・・

わざとに目隠ししていたんだと思った
67億分の1になれていますか?
知ることの重みを
知らないと言う、この罪深きを
途方もないこの思考旅行・・・
引き裂く「どうぞ」の声
わたしを呼んでいる。

本を手にしたまま
席に着き
鏡の前に置いた。
「読んでてもいいのよ」
飲み込めなくていたら
手にとって持たせてくれた。
また
読み返した・・・
脳内の血流量が変わる音がする。
ざわざわと
背中を襲う寒気・・・
「私それを読んで何も感じなかったわ」と髪結い師
絶句した
現実を探した。

その手は
わたしの髪にふれ
わたしの髪を洗い
いつもよりきれいにしてくれる。
なんでもない言葉を交わして
笑顔で居た。
その手には
皺くちゃで
ケロイドの痕があった
何でもないふりをして
彼女はそこに何十年も立っている。

その本には
「働きなさい」とあった。
今、このときを生きろと言うこと。
髪結いの手とリンクして
忘れないでいようと思った。

表出した言語は
ただの信号に過ぎないのかもしれない。
「何も感じなかった」の裏側を思考旅行で補足して
ただ納得したいだけなんだろう?
それでもイイ・・・
それでもイイんだ。
軽はずみに批判も肯定もしないで居よう。
そして今を感じよう。
そう思った。

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2008年10月29日

23の住人

こみ上げた感情は
アラダナが時間を奪って
記憶の消失 時間泥棒

レンアイは御法度
アレンが偉そうに振る舞う
住人の幸せの為

クリスティンの泣き声で
飛び上がるレイゲンの優しさ
アドレナリンをコントロールする男

少しの隙を縫うように刻めよ23の住人達
うまく事を運べば秘密さえも思い通りさ
無理なんだけど・・・

子供の頃に消失させるべき能力を
大人になっても持ち続け
バラバラをはみ出したままの孤独感
誰か、この悲しみをどうにかしてよ
連鎖するこの鎖を引きちぎっておくれ

こどもは親の所有物じゃないよ
こどもは親と別々の個人なんだよ

AIで心臓の血だまりを見つけるのはたやすいのさ
だから足を洗いなさい
自分じゃ手に負えないのなら
助けを呼ぶんだ!今すぐに

下垂体の萎縮が始まる
1 2 3・・・
そのまえに
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2008年05月20日

「チームバチスタの栄光」と大学病院

最近、お医者さんが減っていますね。
今までいたお医者さんたちはどこに流れていったのでしょう?

大学病院の中身をいじくったせいじゃないかしら?
詳しいことはさっぱりわからないけど
「チームバチスタの栄光」読んで、なんとなくそんな気がした。

高階院長みたいな人がどこの大学病院にもいたとして
うまく病院や人事を守っているんだとしたら
きたないもキレイもバランスを保っていける。

医局制度のお陰で
ド田舎にいても病院にはお医者様がいた。
そう思える今日この頃。
自由とはナンだろう?
取り仕切るリーダーの羽をへし折ると
天秤はいとも簡単に壊れてしまう。
バネを失い皿にのせてもガシャガシャいうだけ・・・
本当の平等とはなんぞや?
自由とは約束の上で成り立っているのにね。

「餅は餅屋」
ナンにもわかってない頭でっかちに
聞く耳があればいいのにな。
専門的知識を持った沢山の人々が手を繋げばいいのにな。
わからないことをわからないと言えたらいいのにな。
わかる人々がわからない人々に
優しく教えてあげられたらいいのにな。

高階院長みたいな人が総理大臣だったらいいのにな。
たかみから見下ろして
上手に人を配置できる人。

所詮お話の中の人なのかなぁ。
posted by るぱんだこぱんだ at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

絵本が好きなの

好きなモノを教えて
ぜんぶ知りたいよ
図書館の隅で居眠りした「モチモチの木」や「おふろだいすき」
「おしいれのぼうけん」に震えた保育園のおひるねカーテン越しの暗闇
断ち切ってくれる優しい友達
小学校の国語の教科書「おじさんのかさ」「かわいそうなぞう」「川とノリオ」
お話しが好き お話しが好き
「三コ」「八郎」「花さき山」「ぐりとぐら」「ぐるんぱのようちえん」「わたしのわんぴーす」「ちびくろさんぼ」「スイミー」「オツベルとぞう」「はらぺこあおむし」ぱくぱくぱく・・・

きりがない 好きなモノ全部

伝えきれないから
今すぐ会いたい
会って伝えたい

きりがない 好きだよ
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2008年03月04日

けんじせんせいのかみしばい

「どんぐりとやまねこ」のお話しのあとに
帰り道のママとみぃちゃん

どんぐりを探すには難しい季節
でもでもでも・・・
どんぐり裁判開催中かも・・・ねぇ?ママ
足もと気にしながらふたりの背中かわいいね。

はじめさんのひとことは重かった。
みぃちゃんもそんなふうに助けて上げたいんだよね?
posted by るぱんだこぱんだ at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月20日

ヒカ碁の後ろ髪

sai冴え渡る彩藤原の彩
美しい指先がパチンと弾く
その昔々遠い昔
定石を逸脱した汚い手に耐えきれぬ
その命を絶たせた責任の呪縛

解き放たれるためには待つこと後光のすり切れ程か
そこに自縛碁盤の染み

降り立つは虎次郎の思い抱え
ヒカルの元へ
ふたりを繋ぐ虎次郎の純真
優しい魂を伝えたい

過去と未来を繋ぐ今を生きる
その為歩む 定石の道のり
繰り返し繰り返しの長く切ない
神の一手に捧ぐ苦しみに似た喜びのうた
posted by るぱんだこぱんだ at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

「イオナ」と言う漫画の追憶

「五十嵐 一女」と書いて「いがらし いおな」

彼女は美しい
例えるなら、リタ・ヘイワーズやマリリン・モンロー
一日になんども衣装を替え
「私は美しい」を楽しんでいる。

彼女の職業は「小学校教諭」
授業は二日酔いのまま行われ
毎日のように商売をやっている生徒の家庭訪問
肉屋の娘、酒屋の息子、八百屋の娘・・・
食費なんていらないの。

彼女の生活は謎だらけ

はちゃめちゃな彼女が小学校を翻弄してゆく
エレメンタリーストーリー


これの第一巻を買ってくれたのは兄。
大好きな兄が就職したての頃
私は中学生でした。

東京からわざわざ帰ってきて
「イオナ」を私に手渡してくれました。

私は、病院にいました。

兄は「笑うと病気が吹っ飛ぶらしい」
ただそれを伝えに、遙々故郷へ帰ってきてくれました。
兄は私のために、こつこつ貯めた50万円を母に手渡し
「治療費だ」と言いました。

兄は、そう言う人です。
背は低いけど
大きな大きな存在です。
そう、今でも。
タグ:兄貴
posted by るぱんだこぱんだ at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月28日

るぱんだ流「平等」

福沢諭吉 学問のすゝめ『フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云へリ」
「サレドモ今広クコノ人間世界ヲ見渡スニ,カシコキ人アリ,オロカナル人アリ,貧シキモアリ,富メルモアリ,貴人モアリ,下人モアリテ,ソノ有様雲ト泥トノ相違アルニ似タルハ何ゾヤ」
「しかし広いこの人間世界を見渡した今、賢い人や愚かな人、貧乏な人も金持ちも、身分の高い人や低い人も居るから、現実と理想の雲泥の差の様なものは一体なんだろう」



金子みすず「わたしと小鳥とすずと」

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。


金子みすず「つもった雪」

上の雪
さむかろな。
つめたいつきがさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。



るぱんだが考える「平等」は
この中にある。

読んでみると、繋がるのよ。

福沢諭吉はアメリカ合衆国の独立宣言を引用して
こんな問題提起をしています。
「上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズ」
で、こう続きます。
「しかし広いこの人間世界を見渡した今、賢い人や愚かな人、貧乏な人も金持ちも、身分の高い人や低い人も居るから、現実と理想の雲泥の差の様なものは一体なんだろう」

答えは金子みすずの言葉を借りて
プラス面が「わたしと小鳥とすずと」
マイナス面が「つもった雪」

るぱんだは、そう思うのでありんす。

年齢が同じで体の大きい人と、体の小さい人がいたとします。
「全く同じ量の朝食を取りなさい!」
「???」平等でしょうか?

その時々の状態にあったものを
必要な分だけ
必要とする。

バランスがむちゃくちゃな「平等」は
まるで「共産主義」の失敗みたい・・・

みんな同じじゃないから
みんな違う権利や義務がある。

上にいる人は「鷹の心」
中にいる人は「サンドイッチマン」
下にいる人は「じべた」

みんな違う
だから「理解し合う」
そしたら「バランスが良くなる」

「鷹の心」は、自分で決めるという試練と闘い
「サンドイッチマン」は、上からも下からも挟まれるという試練と闘い
「じべた」は、主張を抑えて意見に従うという試練と闘う

みんな違う試練があり、役目がある。
想像力を働かせ

「鷹の心」は、目下の者に気を配り
「サンドイッチマン」は、多くのしがらみを理解し
「じべた」は、指図されない孤独な心を知る

相手を想像することによって
自分らしくいることも
信頼という甘えを知ることも出来る。

「平等」とは
上があり
真ん中があり
下があり
それを理解し考える
「バランス」だ!
そう、思うのでありんす。

あくまで
るぱんだ流「平等」ですからね。
あしからず・・・

posted by るぱんだこぱんだ at 23:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

加島祥造  「求めない」

気になっていた本です。
ずっと読みたくていました。

先週まで実家に帰っていたのですが、
その時に父の読んでた本の中
どうしようもないゴシップ雑誌
その表紙のすみっこ一際輝いて
「求めない」
の文字!
普段なら見向きもしないような雑誌の中に
「求めない」の一遍がありました。
それを少し読んだだけで
「うんうん、そうだよね。」って、こころが軽くなりました。

昨日、いつも私の隣で笑っていてくれる人が
私のために、「はいどうぞ」!ですって。

嬉しくて嬉しくて嬉しくて

帯にはー
「あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。一茎の草でもね。
でも、花を咲かせたあとは静かに次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、そう思うのです。」
と書かれています。

今年一年を振り返ると
私は「やさしい」について勉強させていただいた年でした。
締めくくりは
こんなステキな一冊のようです。
加島先生の「やさしいのかたち」
染み込んでいく。心地よく、ゆっくりと。

真昼の月に憧れる、そんな日常にぴったりの
「求めない」加島祥造

皆様もいかが?
タグ:詩集
posted by るぱんだこぱんだ at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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