2008年09月03日

かお

「だいきらい」
この小さな目
この低い鼻
魅力的じゃない唇

昨日までの身勝手さが

「だいすき」
この誰かさんの目
この誰かさんの鼻
この誰かさんの唇

今日になって気づいたこと

離れて思うおせいちゃんのこと
鏡を見るたびに思いは募ります

ごはんはたべてるの?
よくねむれた?
元気でいるの?

美人にはなれない
一般的にはね
でもそんなの
「チューリップは造花みたいで嫌い」
って思うどこかの人の意見より
「チューリップが咲いたよ」
と生きているものに対する愛への価値観の方が好みだ

鏡を見れば
笑ってみよう
泣いてしまったら
鏡を見よう

おせいちゃんがこっちみてるよ
posted by るぱんだこぱんだ at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

つかの間のおやすみ

おせいちゃんはメールを打つのがへたくそで
疲れてベッドにもぐりこみました

昨日受けた魔法の手は
彼女を癒したが
今日はそのまま
そのままで

おせいちゃんの娘は
詩を書きます
ひとりになると
詩を書きます
今日は
おせいちゃんのことを思って
詩を書きます
おせいちゃんが大好きです

昨日のおせいちゃんも
お庭で土と戯れていました
お花の精が寄ってきて
キスをせがんだのも気づかずに

雨は彼女を日曜日にする
つかの間のおやすみ

癒しの間「カステラハウス」へようこそ
好きな時間に目覚めなされ
posted by るぱんだこぱんだ at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

おせいちゃんの旦那さん

父は後退していきます
あの日から人生に後ずさりしてるんだわ

今は子供のようになってしまって
可愛いったらありゃしない

何よりもごはんが好きなくせに
たんのうが涙してお熱をあげてしまってるんです

キレイな箱の中で
ガラス張りの小さな空間が彼の場所

しんぞうはほっときなさい
メスなんぞいれちゃいかんせん
こころをバラバラにされますぞ
箍が外れ
殺人者を生むかも知れぬ

父は半分正気な時にこう言った
「俺は生き残ってやる」
その目に光る怪しい陰を見逃さなかった
悪魔と契約したみたいに
posted by るぱんだこぱんだ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

お気に入りのジョゼット

ほこりに塗れしジョゼットの
若き乙女のこころ模様
風に揺れるはその裾の
振り向く仕草しなやかに

蘇り、たちどころに環境の違いに驚くなかれ
世代を渡りその艶やかを
惜しみなく袖を通すその娘
風が吹く度目をとめて
その蝶が舞うを楽しみなさい
くりかえし愛されるジョゼットは
命を吹き替え羽ばたくように
世代を渡り
また愛される

あの頃の若き乙女は隠居の頃
「あぁなつかしや」
ひらがなで微笑むお座なり無きよう
渡され続くジョゼットの歓喜
posted by るぱんだこぱんだ at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

おせいちゃんおめでとう

今日はおせいちゃんのBIRTHDAY
さびしいかな?あの広い空間にぽつんと
重ねた年月重いかしらねBIRTHDAY

お手伝いさんと家事をこなす
かわいい盛りのおせいちゃんは
だんまり完璧主義のがんこちゃん。
「こころで反抗していた」と嘆く過去ログおせいちゃん。

「ブスブス」いじめられたおせいちゃん。
おせいちゃんのママが言ったよ。
「おまえの顔は世界に一つしかないんだよ。
だから、世界で一番美人だよ。」
鏡の前でふたり。それから、なぁんにもいらなくて。

絵が好きだったおせいちゃん
美術の先生こっそりね、画材を貸してくれたんだ。
ミニスカートが似合ったその頃、
家族はおせいちゃんの持ち物を
「覚悟」の意味で処分した、
悲しい悲しい過去ログです。

毒を盛られるその前は
床屋さんをしていたよ。
心のキレイな彼女はモテた。
やさしいかわいい女の子。
「お客さんだ」と線を引き
純真無垢で働き者だ。

恋に落ちて
ステキな紳士のその彼は
薬指の約束寸前で
流行り病いに倒れるの。
もう、恋は致命傷。
彼は優しい嘘をつき
この恋にけりをつけた。

「もう恋なんてしない!」
貝になり黙々と働くおせいちゃん。
ママは心配したの。
程なくして、この先も連れ添うことになる
「伴侶だよ」連れてきた。
でもね、貝のままのおせいちゃん。
伴侶候補生は頑張ったの。
おせいちゃんの大好物は「豆パン」
毎日毎日配達さん。
ウインドウに「ステキ」見とれたら
次の日には、一揃え送られてきたんだ。
少しずつ赤い糸に気付いたその頃
 
毒を盛られた

みんな覚悟したわ
彼女が召されることを
でもね、伴侶だけは信じたの
二人の未来を

命は鎖、まるで鎖のように繋がっている
運命に翻弄されて絡んだりもつれ合ったりする鎖


良く耐え抜いてきたね、おせいちゃん。
お誕生日、おめでとう!
posted by るぱんだこぱんだ at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

お題「★手紙★」

おせいちゃんへ

ごめんね。

あなたの声を子守歌みたいに
毎日聞いていました。
たくさんを言わないで
ただ聞いていました。

いつしか
表出する方法を手にした私は
子守歌みたいな毎日を
今日に変わってすぐのころ
かたちにしてしまいました。

おせいちゃんの末梢神経が
40年の眠りから少しずつ覚めた頃
痛みを感じなかった指先が
「おはよう」と言った去年
少しずつ
少しずつ
これも、必然ですか?

こんにゃくやおばけだと
喩えるなら おせいちゃん
あなたは随分と頑張っていたよ

スモン

知っている人は
何人いるだろうね。
忘却の彼方へ 40年なら充分だ。

何人に伝えられるだろうか?

ねぇ、おせいちゃん。
持って3年?
40年経ったよ。

ねぇ、おせいちゃん。
孫は合わせて10人だ。

あなたは、生きている。
今年もその足で立っている。

大丈夫。おせいちゃんなら。

おせいちゃんが大好きな私より
posted by るぱんだこぱんだ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おせいちゃんのミニスカート

おせいちゃんは、かわいい盛りに
お腹に石ころ抱えてね
病院へ足を運んだよ

「キノホルムって知ってるかい?」

たちまちに痛みが消える薬だよ。

患者達は喜んで飲んだよ
なにしろ魔法のようなんだ!あの毒は!
医者も薬屋も儲かったんだ。

おせいちゃんが、ミニスカートの頃
8人部屋で
同じ石ころ持ちの病んだ人が
順番に・・・そう順番に、
黒くなって死んでいったよ。
7番目に死神さんが顔出した頃
おせいちゃんはこっそり抜け出したんだ。

だけどさ、ミニスカートの頃なのにさ
石炭色してたよ

「キノホルムはいかが?」
どこへ逃げても、追いかけてきたんだ。

薬屋も医者もお金が好きでね
キノホルムの正体を知ってたよ。

生き残った患者は闘ったんだ!
国や医者や薬屋と。
そして勝った・・・

なのに、苦しんでいる。
40年の月日が流れても・・・

医者に「スモンです。」
通じないんだ。
薬事法案なんて、名前だけ。
勝利しても、名前だけ。

おせいちゃんは、「薬事法案」がテレビを賑わすと
ため息つくよ。
「ゴールじゃない」ってつぶやくよ。

お金がこんなに魅力的じゃなかったら
おせいちゃんのミニスカートが
喜んでいたかも知れない。
posted by るぱんだこぱんだ at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | おせいちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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